はじめに
まずはじめに、この記事のポイントと、この記事を読んで欲しい人について記載します。
1.この記事のポイント
この記事を読むことで、shopifyの料金体系を詳しく知ることができます。
Shopifyには、複数の料金プランがあります。
つくりたいECに合った最適なプランを選んで、お得にShopifyを使うコツを解説していきます。
2.この記事を読んで欲しい人
この記事を読んでほしい方は、以下の2つに当てはまる人です。
・自分に最適なShopifyの料金プランを見つけたい人
・Shopifyの費用を安く抑えたい人
Shopifyとは何か?
Shopifyは、オンラインビジネスを構築し、運営するためのプラットフォームです。
ECサイトの構築から商品管理、支払い処理、顧客対応まで、幅広い機能を提供しています。
シンプルな操作性と拡張性により、多くの企業や個人が利用しています。
Shopifyの基本概念
Shopifyの基本概念は、オンラインで商品を販売するための総合的なソリューションを提供することです。
ウェブサイトの構築やカスタマイズ、商品カタログの作成、注文処理、支払いオプションの設定など、ビジネス運営に必要な要素が一つのプラットフォームに統合されています。
Shopifyの主な用途
Shopifyは、様々な業界やビジネスモデルに適用される汎用性の高いプラットフォームです。
小規模な個人事業主から大手企業まで、商品の販売、ブランドの構築、市場拡大など、さまざまな目的に利用されています。
服飾品、電子機器、美容製品など、幅広い商品カテゴリーで活用されています。
shopifyの料金体系
まず、Shopifyには主に3つのプランがあります。
こちらがそれぞれのプランの比較表です。
※shopify公式サイトを元に作成
3つのプランの違いとしては、下記が当てはまります。
・在庫レポート、行動レポートなどShopifyサイトを分析できるデータの細かさ
・Shopifyサイトにアクセスできるスタッフアカウントの数
・Shopifyの自社サイトで使用できるギフトカードを発行・販売できるかできないか
・普通の送料では送れない場合に自動で計算をしてくるサービスの有無。例えば、離島料金・冷凍便などの追加費用がかかるもの
・商品が売れる度にかかってくる販売手数料の割合
しかし、BaseやSTORESと比較してみるとどのプランでもお得なのがわかります。
※各サービス公式サイト(shopify, BASE, STORES)を元に作成
それぞれの料金体系の特徴
①ベーシック
オンラインストアの構築が可能となる一番安価なプランです。
しかし、ECサイトを運営する際の基本的な機能は揃っていますので、これからShopifyでECサイトを運用していくことを考えている方にはこちらのプランがおすすめです。
また、スタッフアカウント数が2つまでなので、少人数でストアの管理・運営を行う方にもおすすめです。
②スタンダード
オンラインストアの構築が可能となる中間のプランです。
スタッフアカウント数が5つであること、ベーシックプランに比べてお客様の情報をより細かなデータ分析が可能になることから、連携をとって管理運用することができます。
ですので、すでに実店舗を持っている方におすすめです。
③プレミアム
オンラインストアの構築が可能となる高価なプランです。
月額料金は高くなりますが、手数料が安くなっているので売り上げが高くなるほど、お得になります。また、スタッフアカウント数が15個までになり、高度なデータ分析もできます。
ですので、ECサイトの運用に慣れている方やマーケティングに力を入れていきたいという方におすすめです。
Shopifyの費用を安く抑える方法
Shopifyを安く使う方法4選
他のECプラットフォームに比べてマーケティングに優れていると言われるShopifyですが、唯一月額料金がかかってしまいます。
それらを安く抑えるべく、今回は4つの方法を解説していきます。
①年契約をする
Shopifyは月額で払うのが基本ですが、年額で払うこともできます。
年契約にすると、1年で約10%、2年で約20%、3年で約25%のディスカウントを受けることができます。ですので、基本料金を下げることができます。
②Shopifyペイメントを使用する
Shopifyが独自に展開する決済サービスであるSHopifyペイントを使用することで、販売手数料が無料になります。
Shopifyペイメントを使用することでその他にも、リアルタイムで支払いを確認することができたり、Shopifyサイトの管理画面と連携することができたりとメリットがあります。
しかし、Shopifyペイメントに登録すると、他の決済方法を利用することができなくなるので注意が必要です。
③欲しい機能はアプリで利用する
プランをアップさせるごとに使える機能は増えますが、自社が必要としない機能もついてきている可能性があります。
その分費用がかさみます。
そこで、自分が必要のある機能のみをアプリで購入することで効率良く使用することができます。
④複数ストアディスカウントを利用する
複数ストアディスカウントとは、同じブランドのShopifyストアを「別言語」・「別通貨」で展開した場合に受けられるディスカウントです。
サポートに問い合わせて、同じブランドであることが承認されることで、2つ目以降のストアに対してディスカウントが受けられます。
Shopify Liteプラン
先ほど説明した3つのプランの他にもライトプランがあります。
月額料金が1000円もしないライトプランですが、ECサイトの構築をせずカートボタンのみの設置になります。
ですので、個人のウェブサイト・ブログ、またはSNSなどを通じて、自分の商品を売りたいという方におすすめのプランです。
※shopify公式サイトを元に作成
月額料金 vs 年間料金:どちらがお得か
月額料金のメリットとデメリット
月額料金は、初めての利用者にとって手軽な選択肢です。
初期投資を最小限に抑えて始めることができ、短期的な利用に適しています。
しかし、長期的に見ると月々の支払いが積み重なり、総額が高くなる可能性があります。
年間料金のメリットとデメリット
年間料金は、長期的な利用を検討する際におすすめです。
一度の支払いで12ヶ月分の利用料をまとめて支払うため、月額料金よりも割安になります。
ただし、初期投資として一括で支払う必要がありますので、予算に合わせて検討することが重要です。
追加費用と隠れたコストについて
初期設定費用
初めてECサイトを立ち上げる際には、初期設定費用がかかることがあります。
ウェブサイトのデザインやレイアウトのカスタマイズ、商品の登録など、基本的な設定作業に関わる費用です。
プロフェッショナルなデザイナーや開発者に依頼する場合、初期投資として考慮しておく必要があります。
プラグインやテーマのコスト
ECサイトの機能を拡張するために、プラグインやテーマを導入することがあります。
これらの追加機能を利用する際には、プラグインやテーマのコストがかかる場合があります。
例えば、特定の決済ゲートウェイを利用するためのプラグインや、ウェブサイトのデザインをカスタマイズするためのテーマなどが挙げられます。
その他の隠れた費用
ECサイトを運営する際には、その他の隠れた費用も考慮する必要があります。
例えば、ウェブホスティングやドメインの料金、セキュリティ対策のコスト、マーケティングや広告活動の予算などが含まれます。
これらの費用を見逃さずに計画することが、スムーズなビジネス運営につながります。
Shopifyの決済手数料解説
クレジットカード手数料
Shopifyを利用する際には、クレジットカード決済に関する手数料がかかります。
顧客がクレジットカードで支払いを行った際に、その決済手数料がショップオーナーに請求されます。手数料の額はプランや決済プロバイダによって異なりますが、売上に対して手数料が差し引かれることを考慮する必要があります。
外部決済ゲートウェイ手数料
外部の決済ゲートウェイを利用する場合、そのゲートウェイ独自の手数料が発生することがあります。例えば、PayPalやStripeなどのサードパーティの決済ゲートウェイを統合する場合、それぞれのゲートウェイに関連する手数料が支払われることになります。
追加トランザクション費用
Shopifyのプランによっては、売上げに対して追加のトランザクション手数料が発生することがあります。
一部のプランでは、Shopify以外の決済方法を利用する際に手数料が発生する場合があります。
プラン選択時にこの手数料について確認し、適切なプランを選ぶことが重要です。
無料トライアル期間とその後の料金
無料トライアルの内容
無料トライアルは、新規ユーザーにとって魅力的なオファーです。
通常、ECプラットフォームを利用する際に一定期間、料金を支払わずにプラットフォームの機能を試すことができます。
例えば、Shopifyの場合、14日間の無料トライアルが提供されています。
この期間中にウェブサイトの構築や商品登録、基本的な設定を行うことができます。
無料トライアル後の自動更新
無料トライアル期間が終了すると、一部のプラットフォームでは自動的に料金が発生する場合があります。
Shopifyもその一例で、無料トライアル期間が終了すると自動的にプラン料金が発生します。
この点に注意して、トライアル期間中にサービスを試した後の料金体系を理解することが重要です。
無料トライアル後のオプション
無料トライアルが終了した後には、複数の料金プランから選択することができます。
通常、基本プランから高度な機能を持つプレミアムプランまで幅広い選択肢が提供されています。
自身のビジネスの規模やニーズに合わせて最適なプランを選ぶことで、効率的な運営が可能となります。
Shopifyでの割引とクーポンの活用方法
割引コードの設定方法
Shopifyでは、商品に対して割引を適用するための割引コードを設定することができます。
コードを生成し、特定の商品やカテゴリに割引率を設定することで、顧客に割引を提供することができます。
例えば、新商品のプロモーションやセール期間中に利用されることがあります。
クーポンキャンペーンの実施方法
クーポンキャンペーンは、特定の条件を満たした顧客に対してクーポンを発行する方法です。
例えば、特定の金額以上の購入でクーポンを提供するなどの方法があります。
これにより、顧客の購買意欲を高めるとともに、売上を増やすことができます。
割引とクーポンの効果測定
割引やクーポンの効果を測定することは、ビジネス戦略の重要な一環です。
売上や顧客の行動変化を分析し、どの割引やクーポンが効果的だったかを把握することで、今後のプロモーション戦略の改善に役立ちます。
多言語・多通貨対応にかかる料金
多言語対応の料金
ECサイトを多言語対応にする際には、追加のコストが発生することがあります。
ウェブサイトの翻訳作業やコンテンツの管理に関する費用がかかります。
例えば、外部の翻訳サービスを利用する場合、翻訳料金や更新作業に関わる費用がかかることがあります。
多通貨対応の料金
多通貨対応を導入するためには、為替レートの変換や顧客に正確な価格を表示するための仕組みが必要です。
多通貨対応を提供するプラグインやサードパーティのツールを利用する場合、その使用料が発生することがあります。
顧客が異なる通貨で商品を見ることができるようにするために、適切な投資を検討する必要があります。
為替レートの影響
多通貨対応を導入する際には、為替レートの変動が影響を及ぼすことに注意が必要です。
商品価格を通貨変換する際に、為替レートの変動によって価格が変わることがあります。
顧客にとって分かりやすく、透明な価格表示を心がけることが大切です。
Shopify Plusとエンタープライズ料金
Shopify Plusの基本料金
Shopify Plusは、大規模なビジネス向けのプラットフォームであり、高度なカスタマイズや機能が提供されています。
基本料金は月額数千ドルから始まりますが、具体的な価格はビジネスの規模やニーズによって異なります。高度な機能を活用し、大規模なビジネスを展開する際に選択されることが多いです。
エンタープライズ向けの特別プラン
エンタープライズ向けの特別プランは、さらに大規模なビジネスに対応したプランです。
ビジネスの要件に合わせてカスタマイズされ、専任のサポートや高度なセキュリティ機能が提供されます。具体的な料金はカスタマイズによって変わるため、詳細な見積もりが必要です。
Shopify Plus vs 一般プラン
Shopify Plusと一般のプランを比較すると、主に大規模なビジネス向けに提供される機能やサポートが異なります。
Shopify Plusは高度なカスタマイズ性や拡張性があり、一般プランよりも高額な料金がかかることがあります。
ビジネスの成長ステージや目標に合わせて、適切なプランを選ぶことが重要です。
外部アプリと連携する際の料金
人気の外部アプリとその料金
Shopifyでは、外部アプリと連携することでECサイトの機能を拡張することができます。
多くのアプリが提供されており、それぞれのアプリには利用料が設定されています。
例えば、メールマーケティングツールや在庫管理アプリなどがあります。
アプリの機能や特徴をよく理解し、料金を比較することで、最適なアプリを選ぶことが大切です。
アプリ連携の際の手数料
外部アプリと連携する際には、アプリ提供元からの手数料がかかることがあります。
アプリの利用料金に加えて、売上に対して一定の手数料が発生する場合があります。
これによって、アプリの提供元やプラットフォームに収益が分配されます。
手数料の詳細を把握し、予算内でアプリ連携を計画することが重要です。
無料で使える外部アプリ
中には無料で使える外部アプリも存在します。
これらのアプリは基本的な機能を提供し、追加料金を支払うことなく利用することができます。
ただし、無料のアプリでも一部の機能やサポートに制限があることがありますので、利用前に詳細を確認することがおすすめです。
まとめ
この記事は、Shopifyについて詳しく紹介しています。
Shopifyの基本概念から料金プラン、月額料金と年間料金の比較、各プランの特徴、追加費用や決済手数料に関する情報を網羅しています。
さらに、無料トライアル期間とその後の料金、割引やクーポンの活用方法、多言語・多通貨対応の料金、Shopify Plusとエンタープライズ料金、外部アプリの料金連携についても解説しています。
これらの情報を通じて、Shopifyの利用方法や選択肢について理解を深めることができるでしょう。