2023.05.25

・#新規事業

システム開発の見積もりで確認すべき注意点と内訳・安くする方法を解説

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
システム開発の見積もりで確認すべき注意点と内訳・安くする方法を解説

目次

システム開発の見積もりを依頼する前に知っておくべきこと

h2下の画像

システム開発の見積もりを依頼する前に、以下のポイントを押さえておく必要があります。

  • 見積もり金額は低い方が良い?
  • 開発会社により見積もり金額が違う理由

見積もり金額は低い方が良い?

システム開発の見積もりを依頼する際、見積もり金額は低い方が良いと思いがちですが、実際はそれが必ずしも正しいとは限りません。

低い見積もり金額が出された場合、その背景には以下のような理由が考えられます。

  • 技術力が低いため、開発に時間がかかる
  • 安易な方法で開発を進めているため、品質が低下している
  • 追加料金を請求する項目を見落としている

このように、見積もり金額が低い場合には、リスクが高まる可能性があるため、注意が必要です。

また、見積もり金額が高い場合には、過剰な見積もりを出している可能性があるため、開発会社の選定は慎重に行う必要があります。

開発会社により見積もり金額が違う理由

システム開発を行う際には、同じ要件でも開発会社によって見積もり金額が違うことがあります。

その理由として、以下のようなものが挙げられます。

  • 技術力や経験値によるもの
  • 人件費や経費によるもの
  • 提供するサポートや保守によるもの
  • 開発プロセスや品質管理によるもの

これらの要因により、開発会社によって見積もり金額が異なることがあります。

開発会社の選定においては、見積もり金額だけでなく、上記の要因を総合的に判断することが重要です。

以上、システム開発の見積もりに関する注意点について解説しました。

システム開発を依頼する際には、開発会社の選定についても十分に検討することが重要です。

システム開発の見積もり内訳

h2下の画像

システム開発の見積もりには、以下のような費用が含まれます。

  • 要件定義費用
  • 進行管理費用
  • 設計費用
  • UIデザイン費用
  • 開発費用
  • テスト費用
  • 導入費用・導入支援費用
  • 旅費・交通費用
  • 購入費用
  • 運用・保守費用

要件定義費用

要件定義は、システム開発の最初の段階であり、システム開発の成功には欠かせない作業です。

要件定義を行うためには、システム開発に詳しいエンジニアが必要であり、要件定義費用は人件費が中心となります。

進行管理費用

進行管理には、スケジュールの管理や進捗報告などが含まれます。

進行管理費用は、プロジェクトマネージャーの人件費が中心となります。

設計費用

設計には、システムの機能や仕様を決める作業が含まれます。

設計費用は、設計を行うエンジニアの人件費が中心となります。

UIデザイン費用

UIデザインには、画面のレイアウトや色彩設計などが含まれます。

UIデザイン費用は、UIデザインを行うデザイナーの人件費が中心となります。

開発費用

開発には、システムのプログラムの作成やテストなどが含まれます。

開発費用は、プログラマーやテスターの人件費が中心となります。

テスト費用

テストには、システムの動作確認や不具合の修正などが含まれます。

テスト費用は、テスターの人件費が中心となります。

導入費用・導入支援費用

導入には、システムの設置やデータ移行などが含まれます。

導入費用・導入支援費用は、導入を行うエンジニアの人件費や、導入支援を行うコンサルタントの人件費が中心となります。

旅費・交通費用

主な旅費・交通費用は、プロジェクトメンバーの出張費用などです。

プロジェクトメンバーの出張費用は、交通費、宿泊費、食事代などが含まれ、プロジェクトメンバーがクライアントのオフィスに出向く場合には、現地での交通費も必要になります。

購入費用

システム開発において、購入費用は、必要な機器やソフトウェアを購入するために必要な費用です。

購入費用は、開発に必要なハードウェアやソフトウェア、ライセンス費用などが含まれ、開発に必要な機器やソフトウェアを購入するために欠かせない費用です。

運用・保守費用

システム開発が終了した後も、システムの運用・保守には費用が必要になります。

運用・保守費用には、システムの運用に必要なサーバーの維持費用やネットワーク機器の維持費用などが含まれます。

また、システムの保守に必要な人員の費用も必要です。

システム開発会社の見積もりでチェックすべきポイント

h2下の画像

システム開発会社の見積もりをチェックする際には、以下のポイントを確認しましょう。

  • 作業範囲が明確か
  • 工数やコストが適切な数値か
  • 責任範囲が明確か
  • 検収方法・条件が明確か
  • ハードウェア・ソフトウェアの購入金額が含まれているか
  • 修正・トラブルの対応範囲は明確か

作業範囲が明確か

見積もりには、開発にかかる作業範囲が含まれています。

この作業範囲が明確であるかどうかは、見積もりの信頼性を左右します。

作業範囲が明確で無い場合、追加の作業として金額が上がっていく可能性があるため、含まれる作業範囲を確認しておきましょう。

工数やコストが適切な数値か

見積もりの工数やコストが適切な数値かどうかもチェックすべきポイントです。

適切な工数やコストであれば、開発の進行や予算管理がしやすくなりますが、工数やコストが適切でない場合、開発の進行や予算管理が難しくなります。

特に、見積もりが低すぎる場合、後々追加の費用がかかることもあります。

責任範囲が明確か

システム開発には、開発会社の責任範囲が存在します。

責任範囲が明確であるかどうかもチェックすべきポイントです。

責任範囲が明確であれば、開発中にトラブルが発生した場合、責任の所在が明確になります。

一方で、責任範囲が不明瞭である場合、トラブルが発生した際に誰が責任を持つのかが不明確になるため、解決が難しくなります。

検収方法・条件が明確か

システムの納品後には、その機能や性能を確認する検収が必要です。

検収の方法や条件が明確でない場合、システムが納品されてからトラブルが発生する可能性があります。

そのため、検収の方法や条件について、開発会社に確認することが大切です。

ハードウェア・ソフトウェアの購入金額が含まれているか

システム開発においては、ハードウェアやソフトウェアを購入する必要がある場合があります。

その際には、ハードウェアやソフトウェアの購入金額が見積もりに含まれているか確認する必要があります。

もし含まれていない場合、追加での支払いが必要になるため、事前に確認しておくことが重要です。

修正・トラブルの対応範囲は明確か

システム開発においては、仕様の変更や修正、トラブル対応などが発生することがあります。

その際には、修正・トラブルの対応範囲が見積もりに明確に記載されているか確認する必要があります。

もし範囲が明確でない場合、追加での支払いが必要になる可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。

また、トラブル対応においては、保守契約が含まれているかどうかも確認しておく必要があります。

これらのポイントを確認することで、システム開発の見積もりに対するリスクを減らすことができます。

見積もりの内容を確認する際には、別の見積もりを出している会社の見積もりと比較してみることも有効です。

システム開発の見積もりを算出する方法

h2下の画像

システム開発において、見積もりは非常に重要なポイントの一つです。

しかし、見積もりを算出する方法はいくつかあります。

システム開発の見積もりを算出する方法について、以下の4つの手法を紹介します。

  • ボトムアップ見積もり(工数積上げ)
  • 係数モデル見積もり(パラメトリック見積もり)
  • 類推見積もり(トップダウン)
  • プライスツーウィン法

ボトムアップ見積もり(工数積上げ)

ボトムアップ見積もりは、システム開発において最も一般的な見積もりの方法です。

この方法では、開発するシステムの全ての機能を洗い出し、それぞれに必要な工数を見積もります。

その後、全ての機能の工数を合算して、総工数を算出します。

ボトムアップ見積もりのメリットは、細かな機能単位で見積もるため、詳細な見積もりができることです。

また、細かく見積もることで、開発中のトラブルや修正が発生した場合でも、修正の対象範囲が明確になるため、トラブルや修正に対する対応がしやすくなります。

一方、ボトムアップ見積もりのデメリットは、全ての機能について詳細に見積もるために、非常に時間がかかることです。

また、細かく見積もるため、見積もりの精度が高い分、ミスがあった場合の修正にも時間がかかる場合があります。

係数モデル見積もり(パラメトリック見積もり)

係数モデル見積もりとは、統計された係数モデルでシステム開発の費用を算出する方法です。

具体的には、システム開発に必要な工数を、過去の類似プロジェクトのデータから予測することで、見積もりを算出します。

この手法は、過去のデータを活用するため、比較的高い精度で見積もりを算出することができます。

また、見積もり作業も比較的簡単で、専門的な知識を必要としません。

ただし、類似性の高いプロジェクトを見つけることができない場合や、プロジェクトの性質が大幅に異なる場合は、精度が低下する可能性があります。

また、見積もりに使用するパラメーターが正確でない場合も、精度が低下する可能性があります。

類推見積もり(トップダウン)

類推見積もりは、類似した過去のプロジェクトの実績から、新しいプロジェクトのコストを見積もる方法です。

これは、経験値や歴史データを元にした経験則に基づく見積もり方法であり、比較的簡単で迅速に見積もりが行えます。

類推見積もりは、トップダウン見積もりとも呼ばれます。

類推見積もりの手順は以下の通りです。

  1. 類似した過去のプロジェクトを選択する
  2. 過去のプロジェクトの作業内容、期間、費用を分析する
  3. 新しいプロジェクトと類似点を洗い出す
  4. 類似する作業に必要な期間や費用を見積もる
  5. 合計費用を計算する

類推見積もりは、過去の実績がない場合や、過去のプロジェクトと全く異なるプロジェクトの場合は適用できません。

また、類推見積もりは、経験値に基づく見積もりであるため、見積もりの精度が低い場合があります。

プライスツーウィン法

プライスツーウィン法は、最も一般的な見積もり手法の1つであり、クライアントの予算に合わせた見積もりを提示する方法です。

この手法では、以下の手順に従って見積もりを算出します。

  1. 機能ポイントを数える。
  2. 機能ポイントの重み付け係数を計算する。
  3. 重み付け係数を使用して、作業時間を推定する。
  4. 作業時間を使用して、コストを算出する。

機能ポイントは、ソフトウェアに含まれる機能の数を表します。

これは、機能リストを作成し、それぞれの機能に対してポイントを与えることで数えることができます。

重み付け係数は、プロジェクトの複雑性や要件の難易度など、様々な要因を考慮して決定されます。

最終的なコストは、作業時間に対する労働費を使用して算出されます。

開発会社へ見積もりで失敗を防ぐための注意点

h2下の画像

システム開発会社への見積もりで失敗を防ぐためには、以下の注意点を守りましょう。

  • 見積もりは3社以上比較する
  • 前提条件のすり合わせ・可視化を行う
  • リスク工数を含めて見積もりを出す
  • 開発後の管理費用を確かめる

見積もりは3社以上比較する

見積もりを受ける際には、必ず3社以上から見積もりを依頼するようにしましょう。

それぞれの開発会社によって、技術や料金に違いがあることがあります。

また、金額だけで判断せず、品質や納期、アフターケアなども考慮することが大切です。

ただし、安い見積もりを選ぶことが全てではありません。

低コストな見積もりには、追加費用や隠れコストが含まれている場合があるため、細かい部分まで確認することが必要です。

安い金額が魅力的でも、開発会社の信頼性や実績を調べ、しっかり比較検討することが肝要です。

前提条件のすり合わせ・可視化を行う

開発会社との見積もりに入る前に、事前にやり取りをして前提条件をすり合わせることが大切です。

前提条件が共有されていないと、見積もりの内容にずれが生じてしまう可能性があります。

また、開発会社に要件を伝える際には、具体的に言葉で説明するだけでなく、図やシステムのモックアップなどを使って可視化することが重要です。

これによって、開発会社側も要件を正確に理解することができ、見積もりが正確になるとともに、実際の開発作業でも誤解を防ぐことができます。

以上のように、見積もりの依頼前にはしっかりと比較検討し、開発会社との前提条件のすり合わせ・可視化を行うことが、見積もりの精度を向上させるために重要なポイントとなります。

リスク工数を含めて見積もりを出す

開発会社に見積もりを依頼する際、リスク工数を含めた見積もりを出してもらうことが重要です。

リスク工数とは、開発プロジェクトにおいて発生するであろうリスクを想定し、そのリスクに対処するために必要な余裕工数のことを言います。

開発プロジェクトにおいては、予期せぬ問題が発生することがよくあり、それに対処するためには余裕を持ったスケジュールや予算が必要です。

そのため、リスク工数を含めた見積もりを出してもらうことで、開発プロジェクトのリスクを軽減することができます。

開発後の管理費用を確かめる

開発プロジェクトが完了した後も、システムの運用や保守、改修などの管理費用が発生します。

このため、開発会社に依頼する際には、開発後の管理費用を確認しましょう。

開発後の管理費用は、開発会社ごとに異なるため、事前に確認しておくことが必要です。

また、システムの運用や保守、改修に必要なスキルや知識を持ったエンジニアを確保するため、開発会社の技術力やサポート体制なども確認しておきましょう。

開発後の管理費用を確認しておくことで、システムを安定的に運用することができます。

システム開発にかかる費用を抑えるには、ノーコード開発がおすすめ

h2下の画像

ノーコード開発を行うと、システム開発にかかる費用を抑えることができるため、おすすめです。

以下の2点について詳しく説明していきます。

  • ノーコード開発とは
  • ノーコード開発のメリット

ノーコード開発とは

ノーコード開発とは、プログラミング知識を必要としない開発方法のことです。

専用のツールを利用して、ドラッグ&ドロップでアプリケーションを作成することができます。

ノーコード開発により、開発プロセスを簡略化し、開発期間やコストを削減することができます。

ノーコード開発のメリット

ノーコード開発の最大のメリットは、開発コストを削減することができることです。

プログラミングスキルを持たない人でも、ノーコードツールを使って簡単にアプリケーションを開発できます。

これにより、開発会社に依頼する場合よりも、開発費用を大幅に削減できます。

また、ノーコード開発では、開発期間を短縮することができます。

ノーコードツールを利用することで、開発プロセスが自動化され、開発期間が短縮されます。

これにより、早期にアプリケーションをリリースできるため、ビジネスチャンスを逃すリスクを減らすことができます。

まとめ

h2下の画像

この記事では、システム開発の見積もりについて詳しく解説しました。

見積もり金額が低い方が良いのか、開発会社により見積もり金額が違う理由、そして見積もり内訳についても紹介しました。

見積もりを依頼する前にこの記事を読み、見積面での失敗を防ぎましょう。