ノーコードツールとは
初めに、以下の2点について解説していきます。
- ノーコードとは?ローコードとの違いは?
- ノーコードツールとは?
ノーコードとは?ローコードとの違いは?
ノーコードとは、コードを書かずにシステムを開発する手法を指します。
ローコードは必要最低限のコードを記述する必要がある点がノーコードと異なります。
ノーコードでは、プログラミングを行う必要が無く、直感的にドラッグ&ドロップで簡単にシステムを構築できます。
比較的早く、簡単にアプリ開発やWebサイト制作を行えるため、コストを削減できるメリットがあります!
ノーコードツールとは?
ノーコードツールとは、コードを書かずにシステムの構築を行えるサービスのことです。
ツールごとに、用意されているテンプレートを使用する事で、プログラミングの知識が無くてもアプリ開発やサイト制作が可能です。
ツール毎に開発できるサービスは異なります。
ノーコード・ローコードの注目の背景
ノーコードやローコードが注目されている背景として、主に以下の4点が挙げられます。
- IT人材が不足している
- 課題の多様化・複雑化が進んでいる
- クラウドサービスが一般化した
- Googleがノーコードのスタートアップを買収した
IT人材が不足している
経済産業省が公表している「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると言われています。
(引用:経済産業省「IT人材需給に関する調査」 2023年2月16日時点)
ITの人材不足が問題視されるなかで、ノーコード開発を行うことで、エンジニアではない人達がシステム開発を行えるようになります。
既にITを導入している大企業では保守・運用と最新のシステムへの移行を、IT化の遅れている中小企業ではこれから社内システムの導入などを行う必要があります。
そのため、早く・安く・エンジニアでは無くてもシステム開発を行えるノーコードが注目されています。
課題の多様化・複雑化が進んでいる
企業が抱えている課題が多様化・複雑化しているため、課題に対して早く対応する事が求められています。
ノーコードツールで開発を行う事で、コロナウィルスや震災時などでも迅速な対応が可能です。
コロナ下では、プログラミング未経験者がノーコードを使い、3日で体調管理アプリを作成・導入したケースもあります。
このように、早くシステムを開発する必要がある場合には、ノーコード開発が適しています。
クラウドサービスが一般化した
ノーコードツールの多くは、サブスクリプション型のクラウドサービスとして提供されています。
そのため、インターネット接続により、システム構築やデータの管理をクラウド上で行う事が可能です。
自社でサーバーや通信回線を構築するオンプレミス型と違い、コストを抑えてすぐに導入できるため、中小企業にも適しています。
Googleがノーコードのスタートアップを買収した
2020年に、Googleはノーコードのアプリ開発を行うAppSheetを買収しました。
(参考:Google Workspace Blog 2023年3月17日時点)
Googleは、利用者の少なかった自社のノーコードツールを廃止し、AppSheetを買収しています。
DX化を行った企業が生き残ると言われ、ビジネス競争が激化するなか、Googleはアプリ開発の時間短縮や自動化ができるノーコード技術を高く評価しているようです。
現状では、大規模もしくは複雑なサービスのノーコード開発は難しいといわれています。
しかし、技術の進歩により、数年後には大企業の求めるセキュリティや複雑な案件にも対応できるようになるでしょう。
実際に、開発費と開発期間を大幅に短縮できるため、「2024年までノーコード ・ローコードで開発された業務用のアプリが全体の65%を占める」という予想も出ています。
(引用:CyberFortress 2023年3月17日時点)
ノーコードツールを使用した開発のメリットとは
ノーコードツールを使用した開発のメリットは、以下の3点です。
- 開発コストと時間が削減できる
- プログラミングの知識が必要無い
- 開発スピードが上がる
詳しく解説していきます。
開発コストと時間が削減できる
アプリやシステムの開発にかかる費用や時間を大きく減らせる点は、ノーコードで開発を行うメリットといえます。
一般的な開発では、初期費用が300-500万、システム更新に20~50万かかります。
しかし、ツールによって変わるものの、ノーコードであれば、初期費用を100-200万、システム更新を月2-5万ほどまで削減できるケースもあります。
すぐにシステム開発を行う必要がある場合でも、ノーコードにより迅速な対応が可能です。
プログラミングの知識が必要無い
ノーコードは、コードを記述する必要がないため、現場で作れるようになります。
そのため、数ヶ月後に出来上がってから「思っていたのと違った」といったことも減ります。
現場で上手く解決できるようなシステムに関してはノーコード開発を行い、エンジニアは浮いた工数を情報システムのコア部分に回す事が可能です。
工数が減り、労働環境も改善すると考えられます。
開発スピードが上がる
ノーコード開発では、コードを記述する必要がないため、その分開発スピードを上げる事が可能です。
アプリによっては、着手から最短1日でリリースしたケースもあります。
システム会社に依頼する場合、完成まで数ヶ月かかる場合が多いため、開発スピードが上がる点は大きなメリットといえます。
また、開発の途中で機能を追加する際にも、柔軟かつ迅速に対応する事が可能です。
さらに、自分でコードを書かないためバグが少ないというメリットもあります。
ノーコードツールを使用した開発のデメリットと注意点
ノーコード開発のデメリットは、以下の3点です。
- 複雑な開発に不向き
- 国内企業が少ない
- プラットフォームに依存する
複雑な開発に不向き
ノーコード開発では、ツール側で用意されているテンプレートなどを組み立ててサービスを作っていきます。
ツールを使うことで、ドラッグ&ドロップのような簡単な操作で素早く開発が可能ですが、複雑なシステムの開発に向かないケースもあります。
ノーコードツールの中でも、習得しやすく自由度が低いツールから、Bubbleのようにプログラミング経験のある人向けの、自由度が高いツールがあります。
複雑な開発や、セキュリティリスクへの不安がある場合、ノーコード開発の専門業者に委託する事をおすすめします。
国内企業が少ない
ノーコードツールの多くは、海外製です。
そのため、日本語に対応していなかったり、サポート体制が日本製と比べ、不十分な場合があります。
日本語に対応しているかや、自力でノーコードツールを使用したアプリ開発などを行う場合、ヘルプやサポートが日本語で受けられるかを確認する必要があります。
プラットフォームに依存する
ノーコードツールを使用するデメリットとして、サービス提供者のプラットフォームに依存するという点が挙げられます。
例えば、サービス提供者側がサービス終了や、料金の引き上げを行った場合、大きな打撃を受けることになります。
サービス終了や料金の引き上げにより、プラットフォームの変更を行いたい場合、1から再度開発しなくてはならない場合もあります。
過去にモバイル向けのサービスを終了したケースでは、ソースコードを公開したため、自分でサーバーをたてたり、レンタルサーバーを利用して当初のまま利用する事が出来ました。
世界的に最も利用されているノーコード開発ツールの1つであるBubbleでは、以下のような保証があります。
Finally, we want to make sure you feel secure about building on the Bubble platform, so, although we plan to be around for a very long time, here’s our guarantee: if for some reason we ever have to close down shop, we will release the Bubble source code under an open-source license so that you can set up your own Bubble server and keep your app running.
(引用:Bubble公式サイト 2023年3月17日時点)
DeepLで翻訳すると、以下のようになります。
最後に、Bubbleのプラットフォーム上で安心して構築していただけるように、私たちは非常に長い間存続する予定ですが、ここに私たちの保証があります。何らかの理由で私たちが店を閉じなければならない場合、Bubbleのソースコードをオープンソースのライセンスで公開し、お客様が独自のBubbleサーバーを立ち上げ、アプリケーションを稼働させ続けることができるようにします。
ユーザー数の多いBubbleのようなサービスを利用すればリスクは少ないものの、サービスが終了してしまう可能性が0ではありません。
しかし、サービスが終了してもシステムの稼働を続けられるといえます。
このような保証があるノーコードのサービスは少ないため、弊社ではBubbleを使用したサービスの開発をおすすめしています。
ノーコードツールの選び方
実際に使用するノーコードツールを選ぶ際には、以下の3点をよく確認する必要があります。
- 社内で利用しているシステムと連携できるか
- 導入後のサポート体制は充実しているか
- 利用目的に適したツールを選ぶ
社内で利用しているシステムと連携できるか
自社で使用している社内システムがある場合、連携できるかどうか確認する必要があります。
ノーコードツールは、主に以下のようなシステムと連携できます。
- カレンダー
- 進行管理ツール
- 決済システム
- 顧客管理システム
- データベース(ExcelやDropboxなど)
製品によって連携出来ない場合もあるため、確認してみましょう。
導入後のサポート体制が充実しているか
ノーコードツールを使用すると、ドラック&ドロップなどの感覚的な操作で開発可能です。
しかし、社内の人材で解決出来ない問題もあるため、開発時の不明点などをすぐに聞けるサポート体制が整っているか確認しておきましょう。
利用目的に適したツールを選ぶ
ノーコードツールは、それぞれアプリ開発・Webサイト制作・業務効率化・ECサイト制作などに特化しています。
そのため、自社が作りたいサービスや目的を明確にしてから、目的に適したノーコードツールを使用する必要があります。
本記事では、以下の目的別におすすめのノーコードツールを紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい!
おすすめのノーコードツール:Bubble
(引用:Bubble公式サイト 2023年3月17日時点)
Bubbleは、2012年にニューヨークで誕生したWebアプリをノーコードで開発できるツールです。
UIは視覚的にわかりやすく、ドラッグ&ドロップでコンポーネントが配置でき、簡単にWebアプリケーションを開発できます。
Salesforce、Slackなどのプラグインが提供されており、Webアプリケーションに必要な機能を簡単に追加することができます。
さらに、PostgreSQL、MySQLなどのデータベースへの接続も可能で、Bubbleで作成したWebアプリからデータベース内のデータにアクセスできます。
ノーコードツールのため、開発できる機能に制限はありますが、サードパーティとの連携により機能を補うことができます。
難易度はやや高いです。
マニュアルや画面は英語表記であるのに加え、APIやプラグインを連携する場合はプログラミングの知識が必要になります。
利用料金は、下記の通りです。
(引用:Bubble公式サイト 2023年3月17日時点)
Webサイト制作におすすめのノーコードツール
Webサイト制作におすすめなノーコードツールは以下の4つです。
- Webflow
- STUDIO
- WordPress
- Wix
Webflow
(引用:Webflow公式サイト 2023年3月17日時点)
Webflowは、デザインフレームワークとCMSの両方を備えるノーコードツールです。
高度なCMS機能があるため、Webサイトの作成に向いています。
ビジュアルエディターでデザインを簡単に作成できます。
難易度は中程度です。
専門的な用語や設定が多いため、HTMLやCSSの基礎知識があると開発がしやすいです。
利用料金は下記の通りです。
(引用:Webflow公式サイト 2023年3月17日時点)
STUDIO
(引用:STUDIO公式サイト 2023年3月17日時点)
STUDIOは、コーディングなしでWebサイトを作成できるノーコードツールです。
豊富なテンプレートにより、誰でもデザイン性の高いサイトを作れます。
難易度は低いです。
ツールは直感的に操作でき、日本語サポートがあるので未経験の人でも簡単に扱えます。
ビジュアルエディターでの操作が主体となります。
利用料金は下記の通りです。
(引用:STUDIO公式サイト 2023年3月17日時点)
WordPress
(引用:WordPress公式サイト 2023年3月17日時点)
WordPressは、CMSとして有名なノーコードツールであり、多彩なテーマとプラグインが提供され、ブログやWebサイトなど様々な用途に使用されます。
難易度は低いです。
プラグインの導入やテーマのカスタマイズにはHTML、CSSなどの基本的な知識が必要ですが、数多くの情報が発信されており、初心者でもWebサイトを作成できます。
WordPressのダウンロードは無料で、レンタルサーバーなどホスティングサービスにより料金が異なります。
Wix
(引用:Wix公式サイト 2023年3月17日時点)
Wixは、ビジュアルエディターと豊富なテンプレートを利用しながら、Webサイトを作成することができます。
難易度は低いです。基本的なHTML、CSSの知識があると、より高度なカスタマイズができますが、特別なスキルは必要ありません。
利用料金は下記の通りです。3種類のプランがあります。
(引用:Wix公式サイト 2023年3月17日時点)
ホームページプランが最もスタンダードですが、より高度なサイトを作る場合、以下の画像のビジネス&Eコマースプランがおすすめです。
(引用:Wix公式サイト 2023年3月17日時点)
エンタープライズプランは定額制では無いため、Wixに問い合わせ、相談しましょう。
ECサイト制作におすすめのノーコードツール
ECサイト制作におすすめなノーコードツールは以下の3点です。
- Shopify
- SpreadSimple
- Clipkit for EC
Shopify
(引用:Shopify公式サイト 2023年3月17日時点)
Shopifyは、ECサイトを作成・運営するための豊富な機能を備えたツールです。
難易度は低いです。初心者でも直観的に操作できます。
利用料金は下記の通りです。月払いと年払いがあります。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月払い | $33/月 | $92/月 | $399/月 |
年払い | $25/月 | $69/月 | $299/月 |
(引用:Shopify公式サイト 2023年3月17日時点)
SpreadSimple
(引用:SpreadSimple公式サイト 2023年3月17日時点)
SpreadSimpleは、Googleスプレッドシートのデータを利用して、ECサイトを構築するためのツールです。
商品データをGoogleスプレッドシートに入力するだけで、商品情報を管理できるため、初期設定が簡単で、複数人でのデータの共有も容易にできます。
難易度は中程度です。
しかし、Googleスプレッドシートを使い慣れている必要があります。
利用料金は下記の通りです。月払いと年払いがあります。
Free | Pro | |
月払い | $0 / 月 | $16 / 月 |
年払い | $0 / 月 | $13 / 月 |
(引用:SpreadSimple公式サイト 2023年3月17日時点)
Clipkit for EC
(引用:Clipkit for EC公式サイト 2023年3月17日時点)
Clipkit for ECは、ECサイト向けに動画や画像を管理・挿入できるツールです。
商品の説明やイメージ、店舗のPR動画など、多くの動画や画像を簡単に管理、挿入できます。
また、Shopifyと連携することで、Shopifyで登録した商品のカートボタンなどの部品を簡単に設置できます。
難易度は低いです。
基本的な操作は非常に簡単でサポートも充実しています。
利用料金は以下の通りです。
(引用:Clipkit for EC公式サイト 2023年3月17日時点)
アプリ開発におすすめのノーコードツール
アプリ開発におすすめなノーコードツールは以下の4つです。
- Yappli
- Adalo
- Click
- Buildbox
Yappli
(引用:Yappli公式サイト 2023年3月17日時点)
Yappliは、企業向けに作られたノーコードアプリ開発ツールです。
デザイナーやプログラマーに頼らずに自社のブランディングを反映させたアプリを簡単に作成できます。
難易度は低いです。
ツールの操作は直観的で、初心者でも十分に操作できます。
利用料金は月額39,800円からとなっています。
(引用:Yappli公式サイト 2023年3月17日時点)
Adalo
(引用:Adalo公式サイト 2023年3月17日時点)
Adaloは、モバイルアプリに特化したノーコード開発ツールです。
データベースとの連携ができ、多様な種類のアプリを作成することができます。
難易度は低いです。
操作は直感的で、初心者でも簡単にアプリを作成できます。
利用料金は下記の通りです。月払いと年払いがあります。
月払いの場合の料金は、以下の通りです。
(引用Adalo公式サイト 2023年3月17日時点)
年払いの場合の1ヶ月あたりの料金は、以下の通りです。
(引用Adalo公式サイト 2023年3月17日時点)
Click
(引用:Click公式サイト 2023年3月17日時点)
Clickは、Webアプリに特化したノーコードツールです。
多様なAPIやデータベースと連携できるため、既存のシステムと連携して、様々なWebアプリケーションを作成できます。
難易度はやや高いです。
ツールの操作自体は直観的ですが、多機能のため、学習が必要です。
利用料金は下記の通りです。
(引用:Click公式サイト 2023年3月17日時点)
Buildbox
(引用:Buildbox公式サイト 2023年3月17日時点)
Buildboxは、独自のインターフェイスでアニメーション、スプライト、ビジュアルエフェクトなどを簡単に組み合わせてゲームを作成できます。
難易度はやや高いです。
ゲーム開発の専門性が高く、ある程度学習する必要があります。
無料で利用できますが、より大きなゲームを作るには年額50ドルからの利用料が必要です。
業務効率化におすすめのノーコードツール
業務効率化におすすめなノーコードツールは以下の5点です。
- ASTERIA Warp Core
- Airtable
- Notion
- Zapier
- Anyflow
ASTERIA Warp Core
(引用:ASTERIA Warp Core公式サイト 2023年3月17日時点)
ASTERIA Warp Coreは、日本発のノーコードツールで、企業の業務プロセスの分析、自動化ができます。
また、カスタマイズ性が高く、様々な業種・業態に対応することができます。
難易度は低いです。
特別な知識がなくても使用できるため、初心者でも扱いやすいです。
利用料金は、初期費用0円、月額3万円からです。
データベース連携などの機能を追加すると追加料金がかかります。
Airtable
(引用:Airtable公式サイト 2023年3月17日時点)
Airtableは、スプレッドシートのような形式で、プロジェクト管理や業務効率化を図るノーコードツールです。
複数人で共同作業することができ、プロジェクトの進捗状況やタスクの管理が容易に行えます。
難易度は低いです。
GoogleスプレッドシートやExcelに使い方が似ているので、初心者でも簡単に使えます。
利用料金は、下記の通りです。
(引用:Airtable公式サイト 2023年3月17日時点)
Notion
(引用:Notion公式サイト 2023年3月17日時点)
Notionは、業務効率化、情報共有、プロジェクト管理など様々な用途に利用できるノーコードツールです。
難易度は中程度です。
基本的な操作は簡単ですが、関数など高度な機能を使うには学習が必要です。
利用料金は下記の通りです。
(引用:Notion公式サイト 2023年3月17日時点)
Zapier
(引用:Zapier公式サイト 2023年3月17日時点)
Zapierは、日常的に実施しているタスクを複数のアプリを接続して自動化することができるノーコードツールです。
APIを使わずに、簡単な操作で自動化ができるため、業務効率化に最適です。
難易度は低いです。
段階的な設定や豊富なドキュメント、テンプレートによって、初心者でも簡単にワークフローを作成できます。
利用料金は、下記の通りです。
(引用:Zapier公式サイト 2023年3月17日時点)
Anyflow
(引用:Anyflow公式サイト 2023年3月17日時点)
AnyflowはSlackなど多くのアプリケーションとの連携が可能です。
UIがシンプルで、複雑なワークフローでも簡単に構築できます。
難易度は中程度で、初心者でも簡単にワークフローを作成することができます。
しかし、複雑なワークフローを構築する場合、APIの知識が必要になることがあります。
利用料金については各自問い合わせが必要です。
また、無料デモを利用することができます。
ノーコードツールの活用事例
ノーコードツールの活用事例を4点紹介します。
- アプリ開発
- Webサイト制作
- 業務効率化
- ECサイト制作
アプリ開発の事例:コメダ珈琲店株式会社
Yappliを活用して公式アプリ「コメダアプリ」を開発しました。
お得な情報を得たり、スムーズに注文を行うことができるように設計され、顧客の利便性向上を目的としています。
これにより、顧客の満足度を高めると同時に、コメダ珈琲店のビジネス成長にもつながっています。
Webサイト制作の事例:株式会社SmartHR
Bubbleを使ってモバイル対応の休暇申請や勤怠管理機能を備えた社内システムを構築しました。
自動承認や勤怠データの集計などにより、効率的な人事・労務管理を実現しました。
業務効率化の事例:アサヒ飲料株式会社
ASTERIA Warp Coreを活用して、健康に関する情報を提供する「あさひ健康相談室」というアプリを開発しました。
このアプリはUI/UXにこだわり、スピーディーにリリースすることができました。
利用者の利便性が向上し、健康管理に関する情報を手軽に入手できる環境を提供することができます。
ECサイト制作の事例:株式会社マッシュスタイルラボ
Shopifyを利用して自社のレディースファッションブランド「SNIDEL」のオンラインストアを構築し、独自のデザインや機能を実現しました。
在庫管理や出荷管理などの業務を効率化し、グローバル展開にも対応しています。
最新技術を駆使したオンラインストアとして、ファッション業界で注目を集めています。
まとめ
ノーコードツールは、アプリやECサイトを簡単かつ迅速に作れるツールです。
この記事の内容を参考にノーコードツールに挑戦してください。