2023.06.04

・#ノーコード

【2024年】ノーコードツールBubbleの特徴やメリットを解説

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【2024年】ノーコードツールBubbleの特徴やメリットを解説

目次

「ノーコードツールBubbleを使ってみたいけれどどんなサービスを作れるかわからない」という方や、

「他のノーコードツールとの違いを知りたい」という方は多いのではないでしょうか。

この記事では、Bubbleのメリットや開発事例、料金について解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

QEDでは、Bubbleを用いたシステム開発を数多くおこなっております。

ノーコードツールBubble(バブル)とは?

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ノーコードとは、専門的なプログラミングの技術を持たない人でも、自分自身のデジタルツールを作成できるようにする一連の技術や手法を指します。

Bubble(バブル)は、ソフトウェア開発を助けるための特別な道具と言えます。

コーディングの技術を持たない方々でも、自分自身のウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションを作成することができる、これがBubbleの魅力です。

Bubbleの中で最も使いやすい機能の一つが、ドラッグ&ドロップです。

これにより、ユーザーはデザイン要素を画面上で自由に動かし、自分のアプリケーションを作成することができます。

例えばウェブショップを開設する場合、Bubbleを使用すれば商品の画像や説明、価格情報などを含むデータベースを作成し、それらの情報をウェブページ上で表示させることが可能です。

さらに、ショッピングカート機能や注文処理システムも、コーディングせずに追加することができます。

このように、Bubbleを使用することで、比較的短時間で質の高いウェブサービスを開発可能です。

これは、時間と労力を大幅に節約し、より多くの人々が自分のアイデアを形にすることを可能にします。

Bubbleでどんなサービスを開発できる?

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Bubbleはその多機能性により、多種多様なウェブサービスの開発が可能となっております。

その中でも、複雑なウェブアプリケーションの開発にBubbleがよく使われています。

では、具体的にどのようなウェブアプリケーションがBubbleで開発可能なのでしょうか。

Bubbleで開発できるサービスを6点紹介します。

  • ソーシャルネットワーキングサイト
  • Eコマースプラットフォーム
  • ブログサイト
  • オンライン予約システム
  • マッチングサイト
  • コーポレートサイト

ソーシャルネットワーキングサイト

ユーザー間でのコミュニケーションを重視したサービスを構築できます。

投稿機能、コメント機能、ライク機能、メッセージ送信機能など、SNSに必要な機能を一通り盛り込むことが可能です。

Eコマースプラットフォーム

Bubbleは製品情報のデータベース管理から、購入処理、注文追跡までの一連のフローを構築することができます。

ブログサイト

記事の投稿・編集・削除などの基本的な機能はもちろん、検索機能やカテゴリ別表示などの高度な機能も実装可能です。

オンライン予約システム

レストランや美容院、フィットネスクラブなど、予約を必要とするビジネスにおいて、顧客が自分の都合に合わせて予約を入れられるシステムを作ることができます。

マッチングサイト

人と人、企業と個人、商品と消費者を結びつけるマッチング機能を備えたウェブサイトを構築することが可能です。

具体的な形としては、求人マッチング、趣味の共有、個人間での物品売買などが考えられます。

マッチングサイトの作成においては、ユーザー登録機能、検索機能、などが必要になりますが、Bubbleの様々なプラグインを活用することで、これらの機能を簡単に実装できます。

しかし、全ての機能をゼロから作るのは時間がかかりますので、Bubbleが提供しているテンプレートを利用するのも一つの方法です。

これにより、より効率的にサービスを開発できます。

コーポレートサイト

Bubbleを使用すれば、企業のウェブサイトを開発することも可能です。

Bubbleの自由なデザイン性を活かして、会社の情報を分かりやすく、魅力的に伝えるウェブサイトを制作することができます。

例えば、企業のビジョンや製品情報、ニュースリリース、問い合わせフォームなど、企業サイトに必要な情報を整理し、見やすく表示することが可能です。

また、バブルのデータベース管理機能を活用すれば、ブログ記事やニュースの更新、お問い合わせの管理など、サイト運営に必要な機能も追加できます。

以上のような例からもわかるように、Bubbleを使えば、あなたのアイデア次第で様々な形のウェブアプリケーションを実現することができます。

その際に、複雑なコーディングをすることなく、直感的にアプリケーションをデザインし、ビジネスロジックを組み込むことが可能です。

ノーコードツールBubbleのメリットと特徴

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ノーコードツールBubbleのメリットと特徴を紹介します。

  • コーディング無しで感覚的な開発が可能
  • ノーコードツールの中でも特に自由度が高い
  • テンプレート・プラグインを使用して初心者でも挑戦しやすい
  • 開発スピードが上がる
  • 無料で利用し始めることが可能

コーディング無しで感覚的な開発が可能

Bubbleを活用すれば、プログラミング知識が無くても簡単なものであれば開発可能です。

抽象的なコードを書く代わりに、直感的に操作できるインターフェースを用いるためです。

これを可能にするのが、ドラッグ&ドロップのシステムです。

具体例を挙げると、画面上にボタンを配置するためには、ボタンを選んで画面の置きたい場所にドラッグ&ドロップするだけでできます。

この直観性は、ユーザーが実際の見た目と機能を直接結びつけることを可能にし、開発プロセスをより理解しやすくします。

ノーコードツールの中でも特に自由度が高い

Bubbleはその柔軟性から、多くのノーコードツールと比較しても高い自由度を誇っています。

具体的には、ユーザーがインターフェースの各部分を自由にカスタマイズでき、目指すアプリの仕様に合わせて調整することができます。

さらに、複数のデータベースを連携させることも可能です。

この特徴は、複雑な機能を持つウェブアプリケーションを作成する際に非常に有利になります。

テンプレート・プラグインを使用して初心者でも挑戦しやすい

バブルはテンプレートやプラグインを多数用意しており、初心者でも容易にウェブアプリケーション開発に取り組めます。

テンプレートは、特定の機能やデザインのベースとなる素材で、それを利用することで時間を大幅に節約できます。

また、プラグインはアプリケーションに特定の機能を追加するためのツールで、これにより高度な機能も簡単に追加可能です。

開発スピードが上がる

Bubbleを使用すると、アプリケーション開発のスピードが大幅に向上します。

これは、コードを書く必要がないため、開発の工程が短縮されるからです。

また、即座にアイデアを具現化することが可能となり、新たなプロジェクトを素早く立ち上げることができます。

具体的な事例を挙げると、従来ならば開発に数週間、数ヶ月を要したプロジェクトが、Bubbleだと数日、数週間で完成するケースが見受けられます。

無料で利用し始めることが可能

Bubbleは基本的な機能を無料で提供しています。

これにより、新たな技術への障壁が大幅に下がり、誰でも気軽にアプリ開発に挑戦することが可能となります。

また、有償プランも存在し、より高度な機能を利用することも可能です。

初めて使用する際には、無料プランから始めて、自身のプロジェクトに合わせて必要な機能を追加していくことをお勧めします。

ノーコードツールBubbleのデメリットと注意点

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ノーコードツールBubbleのデメリットと注意点を紹介します。

  • 日本語の情報が少ない
  • ノーコードツールの中では難易度が高い
  • 大容量データ・大規模な開発には不向き
  • SEOが重要なサイトには向かない?

日本語の情報が少ない

Bubbleは非常に優れたノーコードツールではありますが、日本語の情報が少ないという点には注意が必要です。

公式なチュートリアルやドキュメントが英語主体であるため、英語に不慣れな方は取り扱いに困ることがあるかもしれません。

そのため、Bubbleを活用する際には、英語の基本的な読解力が必要となります。

もしくは、英語に対応した翻訳ツールを用いると良いでしょう。

ノーコードツールの中では難易度が高い

Bubbleの自由度の高さはその反面、使いこなすための難易度も高いといえます。

初めてノーコードツールに触れる方にとっては、操作が難しく感じられるかもしれません。

しかし、Bubbleの機能を最大限に利用するためには、その高い自由度と複雑さを理解し、使いこなすことが必要です。

大容量データ・大規模な開発には不向き

Bubbleは複雑なアプリケーション開発に対応していますが、大容量データの取り扱いや大規模な開発には向いていない面があります。

大量のデータを扱う場合や、高度なセキュリティが求められる場合、専門的な知識を持ったエンジニアによる開発が必要となることが多いです。

この点を理解した上で、Bubbleを適切なプロジェクトに使用することが重要です。

SEOが重要なサイトには向かない?

最後に、BubbleはSEO対策に不向きな一面があると噂されていますが、「不向きでは無い」というのが弊社の結論です。

その理由としては、上位表示されている実例があること、そしてWordPressと同じようなSEO設定が可能なためです。

実際に、弊社で以前使用していたノーコードで作成したサイトでも、1位表示されていた記事は複数あったため、問題ないといえます。

ノーコードツールBubbleの開発事例3選

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ノーコードツールBubbleの開発事例を3つ紹介します。

  • M&A BASE
  • Qoins
  • Kitene

M&A BASE

(引用元:M&A BASE

M&A BASEでは、売り手企業と買い手企業のマッチングや、資金調達の相談を行なっています。

IT業界において強いつながりがあり、経営者目線でのアドバイスが受けられる事がM&A BASEの強みです。

このようなマッチングサイトは、開発期間約3ヶ月ほどで開発を行なっています。

一から開発するスクラッチ開発の場合、相場として倍くらいの開発期間がかかります。

開発期間が伸びれば開発費用も上がるため、ノーコード開発の検討をお勧めします。

Qoins

次に紹介するのは、「Qoins」です。

このアプリは、使い過ぎを抑制し、貯金を増やすことを目的とした財務管理アプリになっています。

具体的には、ユーザーの日々の小額な消費をまとめ、余剰分を自動で貯金に回すという仕組みです。

Qoinsが注目すべき点は、その独自の機能設計とシンプルなUIデザインです。

これらはすべて、バブルの自由なカスタマイズ性を活用して実現されました。

Kitene

(引用元:Kienta

最後に、”Kitene”というプロジェクト管理ツールを紹介します。

このツールは、プロジェクトの進行状況を一目で確認でき、コミュニケーションを円滑にすることを目指しています。

Kiteneは、Bubbleの豊富なテンプレートと高い自由度を利用して、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースを提供しているのが特徴です。

これにより、プロジェクトの進行状況が一覧表示され、管理が容易になっています。

Bubbleの開発事例について、下記の記事でさらに詳しく解説しております。

ノーコードツールBubbleの料金プランと開発費用相場

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ノーコードツールBubbleの料金プランと開発相場を紹介します。

  • Bubbleの料金プラン
  • 開発費用相

Bubbleの料金プラン

Bubbleの費用体系について、シンプルにまとめました。

プラン名費用(月額)提供機能
無料版0$基本的な機能
Starterプラン32$無料版の機能+カスタムドメイン、ユーザーサポート
Growthプラン134$パーソナルの機能+優先サポート、複数管理者、高速化オプション
Teamプラン399$プロフェッショナルの機能+専任のアカウントマネージャー、優先レビュー、カスタムエンドポイント
(引用元:Bubble

ご覧のとおり、プランは無料版からプロダクションまで4つあり、それぞれのプランで提供される機能が異なります。

料金はプランによって異なり、より多機能なプランほど高価になります。

開発費用相場

アプリケーション作成にかかる出費は、作成物の要素により左右されます。

通常、Bubbleでの製作には、およそ100〜400万円の範囲での予算が必要です。

詳しく見ていくと、要求される機能の複雑さや数、製作に要する時間などにより、この範囲内での費用は変動します。

例を挙げると、基本的なフォーム入力やデータの表示など、簡易的な機能を持つアプリケーションは費用が下限に近くなるのです。

反対に、複雑な計算処理やAPIとの連携など、高度な機能を持つアプリケーションは、上限に近い費用がかかることがあります。

また、注目すべき点として、Bubbleを用いることでコーディングによる開発と比較して、開発費用を半分以下に削減できるケースが存在します。

これは、Bubbleがグラフィカルなインターフェースを提供し、プログラミング知識が少ない、またはない人でもアプリケーションを作成できるためです。

その結果、開発時間が大幅に短縮され、結果として費用も抑えられるのです。

Bubbleの料金プランをさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

ノーコードツールBubbleのよくある質問

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ノーコードツールBubbleのよくある質問を紹介します。

  • Bubbleで出来ないことは何?
  • セキュリティの安全性は?

Bubbleで出来ないことは何?

ノーコード開発ツールとして知られるBubbleですが、その手軽さの裏には、実行できないことも存在します。

高度なプログラミング機能

例えば、マシンラーニングや複雑な計算処理など、特定の専門的なプログラミング機能はBubbleだけで実現することが難しい場合があります。

細かいデザインカスタマイズ

Bubbleでは、提供されるテンプレートやツール内の設定でデザインを調整するため、完全な自由度はありません。

大規模アプリケーションの開発

Bubbleは、中規模までのアプリケーション開発に適しています。

しかし、大規模な企業向けソフトウェアや高度なゲーム開発など、大量のデータや高度な機能が求められるプロジェクトには不向きです。

それでも、Bubbleは簡単なウェブサイトから複雑なビジネスアプリケーションまで、多くのケースに対応可能です。

また、一部の制限を補うために、他のツールやサービスと連携することも可能です。

セキュリティの安全性は?

Bubbleのデータ保全の手段は、ユーザーの情報の保護について厳格な方針を持っています。

  1. 暗号化手段:Bubbleの通信データは、SSL/TLSを使った暗号化により、保護されています。
  2. 変更履歴の管理:過去の状態へ戻すことが可能なバージョン管理システムがあります。これにより、問題が発生した際も安心です。
  3. パスワードセキュリティ:アプリケーションは、パスワードで保護されており、不正なアクセスを防いでいます。
  4. データのバックアップ:定期的なデータバックアップが行われており、データ紛失のリスクを最小限に抑えます。

しかしながら、全てのセキュリティ要件をBubbleだけで満たすことは難しいです。

ユーザー自身も適切なセキュリティ管理を心掛けることが重要で、パスワードの管理やアクセス権限の設定などの対策も不可欠です。

まとめ

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本記事では、ノーコードツールBubble(バブル)について詳しく解説しました。

Bubbleはコーディング無しで感覚的な開発が可能で、ノーコードツールの中でも特に自由度が高い特徴があります。

また、テンプレート・プラグインを活用すれば初心者でも挑戦しやすいのがポイントです。

一方で、日本語の情報が少なく、ノーコードツールの中では難易度が高い、大規模な開発やSEOが重要なサイトには不向きなどのデメリットもあります。

具体的な開発事例としては、「M&A BASE」、「Qoins」、「Kitene」などがあるのが特徴です。

料金プランと開発費用の相場についても触れ、Bubbleで出来ないことやセキュリティの安全性についても紹介しているので、Bubbleについて詳しく知りたい人の参考になります。